アサギマダラ

2014.05.26(Mon)

夕暮れの迫る林縁で、アサギマダラが翅を休めているのに出会いました。

20140526.jpg 201405261.jpg
(20140524 千葉市若葉区)

アゲハチョウなみに大きなタテハチョウ、アサギマダラは不思議なチョウです。強い移動性を持ち、日本列島で生まれた成虫は秋になると南下して遠く南西諸島や台湾にまで至り、翌年の春、今度はその地で羽化した成虫が北上してくるのです。彼らの旅には謎が多く、多くの点がいまだ明らかになっていません。様々な団体がマーキングによる調査などを行っていますが、それによると移動の過程では一日に200km以上も飛ぶことがあり、総飛行距離は2000kmを軽く越えるという、まことに壮大なものです。幼虫時代に、アルカロイドを含むガガイモ科の植物を食草とするアサギマダラは、体内にそのアルカロイドを蓄積している「毒蝶」であり、それがためにこの移動の間、鳥などに襲われることがないのです。

千葉市内ではしばしばとまではいきませんが、運が良ければ年に一回ほど出会うことができます。この写真のチョウは、どこから来て、どこへ行くのでしょうか。

※アサギマダラ
千葉県RDB・D(一般保護生物)
関連記事
スポンサーサイト

Category: 昆虫類・チョウ目

21:17 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

COMMENT

hayenokaze #-

毎年アサギマダラのマーキングをやっていますが、本当に不思議なチョウですね。
ただ、こちらの海岸沿いでは12月の末に目撃しており、途中下車する個体もいるように思います。

2014.05.27(Tue) 18:34 | URL | EDIT

大島健夫 #-

>hayenokazeさん
おお、マーキングしてらっしゃるのですね。アサギマダラ、最終的にどこまで行き着いているのかもよくわかっていないのだそうですね。謎の多い生き物は魅力的です。こちらでは初夏から夏にかけて、ごくまれに出会います。こんなにはっきり撮れたのは初めてでした。

2014.05.27(Tue) 21:29 | URL | EDIT

POST COMMENT


プロフィール

Author:大島健夫
1974年11月20日生まれ。千葉生まれ千葉育ち。美浜区在住。

記述の中に間違いや誤解を見つけた方、またそれ以外にも何かございましたら、どうか
inaka_jikan@yahoo.co.jp
まで送っていただけると幸いです。

大島健夫公式サイト

ツイッター

カレンダー

01 | 2017/02 | 03
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 - - - -

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
学問・文化・芸術
799位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
自然科学
76位
アクセスランキングを見る>>

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR
↑