ハスモンヨトウの幼虫

2014.11.10(Mon)

初夏や秋、農道を歩いていると様々なイモムシがウニウニと横断しようとしているのに出会います。この、背中に三角の模様がたくさんついているのは、ハスモンヨトウというガの老齢幼虫です。

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(20141110 千葉市若葉区)

ヨトウガというのは、漢字で書くと「夜盗蛾」と書きます。幼虫が夜の間に作物に害を与えるため、このような名前がついているわけです。ハスモンヨトウの幼虫は非常に広範囲な野菜や果樹などに被害を与え、また成長につれて薬剤に耐性を持つようになり防除しにくいため、農家の皆さんにとっては厄介な存在です。ただし、元来が南方系の昆虫であり寒さには弱いので、従来、冬に寒冷な地域では越冬できなかったのですが、昨今の温暖化に伴いその生息地は確実に広がっています。このような南方系の農業害虫の生息範囲の拡大は、温暖化が人間の産業に与える、きわめて現実的な脅威のひとつです。

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(2014/10/30)
大島 健夫

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Category: 昆虫類・チョウ目

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Author:大島健夫
1974年11月20日生まれ。千葉生まれ千葉育ち。美浜区在住。

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