羽化直後のシオカラトンボ

2015.05.06(Wed)

8月に上総一ノ宮の美術教室・たまあーと創作工房様による夏の特別教室で講座をひとつ担当させて頂くため、現地に下見に出かけ、たまあーと主催の先生に色々とご案内頂きました。

・・・その中途、田んぼの脇のU字溝で、羽化直後のシオカラトンボを何頭も見つけました。

20150506.jpg 201505061.jpg
(20150430 長生郡一宮町)

シオカラトンボの幼虫(ヤゴ)は水底の泥の中などで成長し、通常植物上などで羽化するのですが、こうしてコンクリートの垂直面のようなところで羽化することもしばしばあります。かたわらには脱いだばかりの羽化殻がありますね。薄茶色に濁った複眼と澄んだ透明な翅は、羽化直後の個体に特有のものです。羽化は夜中に行われることが多く、それからしばらくこうして飛行可能な状態になるまで、文字通り翅を伸ばして体を固めているのです。当然、この時間は外敵に襲われることも多く、また羽化そのものに失敗し、翅を正しい形に伸ばせなかったりすることも多々あります。当たり前の話ですが、殻を脱いで変身し、水中で暮らしていたのが空を飛べる形態になってしまうのですから、改めて昆虫というのはすごいものです。

▽シオカラトンボに関する過去の記事
シオカラトンボの未成熟個体 2012.7.9
シオカラトンボ(♀)、ナツアカネを捕食する 2010.8.21

シオカラトンボ(♂)の未成熟個体 2009.7.30
シオカラトンボの交尾 2009.5.30
シオカラトンボ(♀) 2008.7.30
シオカラトンボ 2008.5.27

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Category: 昆虫類・トンボ目

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Author:大島健夫
1974年11月20日生まれ。千葉生まれ千葉育ち。美浜区在住。

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