アメリカジガバチ

2015.06.18(Thu)

アメリカジガバチは、その名の通りアメリカからの帰化昆虫です。それも終戦後に進駐軍と一緒に入ってきて居着いてしまったという、比較的新しい帰化種です。

20150618.jpg
(20150618 袖ヶ浦市)

姿かたちは、在来種であるキゴシジガバチとよく似ています。識別するには胴体部分を見ることで、体のまんなかあたりで細ーく伸びた『腹柄』の部分が、このアメリカジガバチは黒く、キゴシジガバチは黄色をしています。この両者は生活も似ており、同じような泥の巣を作り、クモを狩ってきて幼虫の餌とします。そのキゴシジガバチの方は、アメリカジガバチの勢力拡大とともに各地で減少しており、地域によっては絶滅が危惧されているところもあります。大日本帝国が戦争への道をひた走り、挙げ句に敗亡したという現実は、今もなお、在来生態系に、つまり国土そのものに、じわじわと目立たない影響を与え続けているのです。

***

6月17日、マイナビよりAmazon Kindleストアにて、拙著「ちょっと少なくなってしまった里山の生き物たち」が発売の運びとなりました。

ちょっと少なくなってしまった里山の生き物たちちょっと少なくなってしまった里山の生き物たち
大島 健夫

マイナビ 2015-06-17
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今回は、かつては身近な存在でありながら、今では絶滅危惧種となってしまった20種類の生き物たちにスポットを当て、写真とともに紹介しております。

明治維新以降、近代化の波とともに、数多くの野生動物の姿がこの国から消えていきました。

そして、今も、日本の里山からはかつては身近だった生き物の姿が日ごとに消え続けています。里山とは、この国の先人たちが深い叡智とともに維持・管理を続けてきた、まさしく日本が世界に誇るべき生態系モデルです。そこに生きる動植物たちが消えてゆくということは、間違いなく、この国の行く末とも深くかかわりのあることです。

今後、日本の第一次産業を取り巻く状況はますます厳しくなってゆくでしょう。その結果としてこの国から里山なるものが失われるということは、経済的な損失、自然科学的な損失にとどまらず、取り返しのつかない文化的損失でもあります。

私は学者ではありません。個々の生き物に関して深い知識は持たず、ただ、生き物が好きで千葉の里山を歩き回っているだけの人間です。そうして歩き回っている里山において、このような生き物たちがそこに存在していたという事実、そしてそれは私たちの人生とも関係があるのだという事実について知って欲しいがために、この本を書きました。ご一読頂ければ、心から幸いに思います。定価500円です。

*Kindleをお持ちでなくても、スマートホン、タブレット、そして PCからでも、無料アプリをインストールすることによりお読み頂けます。



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Category: 昆虫類・ハチ目

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プロフィール

大島健夫

Author:大島健夫
1974年11月20日生まれ。千葉生まれ千葉育ち。美浜区在住。

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