水中のミズカマキリ

2015.07.11(Sat)

この日(7月10日)は鴨川市内の田んぼに生き物の調査に伺っておりました。山間の無農薬の田んぼというのはやっぱり生態系が豊かです。例えば、ここにたくさんいたこのミズカマキリのような肉食の水生カメムシ類は、大量の生き餌を必要とする上、薬剤に耐性が弱いので、ちょっと生き物にとって環境の良くない田んぼではすぐに姿を消してしまいます。

20150711.jpg
(20150710 鴨川市)

水中では、上の写真のような姿で、お尻から長く伸びた呼吸器だけを水面に出して、獲物を待ち受けます。近くにやってくると、カマキリそっくりの前脚で捕まえて、針状の口を突き刺し、消化液を送り込んで体内組織を溶かして吸い取ってしまうというわけです。カマキリに格好が似ているのは他人の空似で、あちらはカマキリ目、こちらはカメムシ目です。体長は大きいものでは5cmほど。しかし呼吸器が長く伸びているので、全部合わせるともっとずっと長く見えますね。

※ミズカマキリに関する過去の記事
ミズカマキリ 2011.9.14

ちょっと少なくなってしまった里山の生き物たちちょっと少なくなってしまった里山の生き物たち
大島 健夫

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Category: 昆虫類・カメムシ目

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Author:大島健夫
1974年11月20日生まれ。千葉生まれ千葉育ち。美浜区在住。

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