鳴くツチガエル

2015.07.12(Sun)

10日の調査で出会った生き物シリーズの第二弾です。県北部ではほとんど絶滅してしまったツチガエルも、南房総にはまだかなり生き残っています。

20150712.jpg
(20150710 鴨川市)

一生を水辺から離れることのないツチガエルは、オタマジャクシの状態で一冬を越すという生態を持っています。そのため、一年を通じて水がある環境でなければ生き残ることはできません。これが各地で減少している大きな要因です。幸い、この写真を撮影した場所では冬でも水のたまっている田んぼが残されており、この日もかなりの数に出会いました。

水面で鳴いている雄もいました。ツチガエルは喉の下をふくらませて鳴くのですが、アマガエルやシュレーゲルアオガエルのように、ボール状になるまでふくらませることはありません。MAXでもこんなものです。

201507121.jpg
(20150710 鴨川市)

どんな声を発するかというと・・・それは鳴いているところを動画でご覧ください。



ツチガエルの繁殖期は、梅雨の季節から夏の終わりまで。うまく交尾・産卵すると、前述のようにオタマジャクシのまま冬を越し、翌年の夏に変態してカエルとなります。さてこの鳴いている雄は、この夏をどのように過ごすのでしょうか。

※ツチガエル
千葉県RDB・A(最重要保護生物)
千葉市RDB・X(消息不明・絶滅生物)


▽ツチガエルに関する過去の記事
ヤマカガシ幼蛇vsツチガエル軍団 2013.6.26
ツチガエルがモリアオガエルに抱接、そして・・・ 2012.7.3
ツチガエル 2011.6.18
ツチガエル 2010.5.22

ちょっと少なくなってしまった里山の生き物たちちょっと少なくなってしまった里山の生き物たち
大島 健夫

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Category: 両生類

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Author:大島健夫
1974年11月20日生まれ。千葉生まれ千葉育ち。美浜区在住。

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