タゴガエル

2015.08.25(Tue)

タゴガエルは山地性のカエルです。房総半島では、南部の丘陵地帯の渓流沿いで暮らしています。

20150825.jpg 201508251.jpg
(20150824 大多喜町)

写真でもわかる通り、その姿はヤマアカガエルにたいへんよく似ています。しかし、水かきがあまり発達していないこと、また引っくり返してみると顎の下に細かい黒いまだら状の模様があり「網かけ」みたいになっていることで区別できます。ヤマアカガエルの顎の下には、だいたいの場合、はっきりした黒い紋が点在しています。また、タゴガエルには、ヤマアカガエルの大きな個体ほどに巨大になるものはいません。

日本固有のカエルであり、その名前は動物学者の田子勝弥先生にちなんでいます。主に渓流の伏流水などに産卵し、オタマジャクシは餌をとらず、カエルに変態するまで卵黄だけで成長することができるという特徴を持っています。その生態にはいまだ謎が多く、また現在タゴガエルとされているものの中には複数の「隠蔽種」が含まれており、今後いくつかの種に分けられる可能性も多くあるようです。ひょっとしたら、いつの日かこの房総半島の個体群にも、新しい名前が冠せられる日が来るかもしれません。

※タゴガエル
千葉県RDB・B(重要保護生物)


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大島 健夫

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Category: 両生類

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Author:大島健夫
1974年11月20日生まれ。千葉生まれ千葉育ち。美浜区在住。

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