ミシシッピアカミミガメの求愛行動

2015.09.22(Tue)

清澄庭園の池です。泳いでいる大きなカメに向かって、小さなカメが近づいては爪の伸びた両手をかざして大きなカメの顔の前で震わせるような動作をしています。



これは求愛行動で、小さなカメが雄です。一生懸命、雌の前に回り込み、時折顔に直接触れたりもしますが、雌はあんまり気分が乗らないようで、雄をよけて泳ぎ、あまつさえ顔をひっぱたいたりします。ユーモラスな中にも哀愁が漂う場面です。

国際的にはIUCNにより「世界の侵略的外来種ワースト100」に、日本でも要注意外来生物に指定されているアカミミガメ。環境省は今年に入って、5年後をめどに輸入を規制する方針を固めました。その理由の最たるものはもちろん、ペットとして大量に輸入・遺棄された個体が生態系に大きな影響を与えていることです。一方、皮肉なことに、こうした輸出目的での乱獲がたたって、原産国アメリカでは生息数が減少しているのです。これから飼おうとする方に私からお願いすることはただひとつ、「飼うのなら死ぬまで」ということだけです。寿命の長いカメは、本来、気軽にペットとして飼える生きものではありません。考えようによっては一生のパートナーになることもできる一方、飼い主が先に死ぬ可能性も多いにあるのですから。

※アカミミガメとして要注意外来生物


▽ミシシッピアカミミガメに関する過去の記事
ミシシッピアカミミガメの幼体 2011.6.11
ミシシッピアカミミガメ@綿打池 2010.2.25
カメの日米交流 2010.2.14
ミシシッピアカミミガメ@泉自然公園 2009.12.29
ミシシッピアカミミガメ@坂月川 2009.12.9
ミシシッピアカミミガメ@都川 2009.1.16
ミシシッピアカミミガメ 2008.3.12

ちょっと少なくなってしまった里山の生き物たちちょっと少なくなってしまった里山の生き物たち
大島 健夫

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Category: 爬虫類

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大島健夫

Author:大島健夫
1974年11月20日生まれ。千葉生まれ千葉育ち。美浜区在住。

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