DAYLIGHT RAMBLER

日々に出会った様々な動植物について綴っていきます。文章及び画像の無断転載禁止。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

シマゲンゴロウの棲む池に煮干しを落とすと・・・

夏、田んぼからは水が抜かれる「中干し」が行われたり、あるいはまた日照りで乾いてしまったりもします。そうした際、水生昆虫は近隣の池や水路に避難して身をひそめることになるですが、近代的な圃場整備が行われた田んぼでは小規模な溜め池などが田んぼの近くにないことが多く、また水路もコンクリートの三面張りとなっていたりするので、そうした水生昆虫たちは行き場を失い生息することができないわけです。

しかし、この田んぼでは圃場整備が行われていない上、わざわざ管理をしている方が、谷津の奥に生き物のための浅い池を複数掘削しているという絶好の環境。池をのぞくと多数のシマゲンゴロウが泳ぎ回っています。

煮干しを三本ばかり放り込んでみました。

IMG_8447.jpg
(20170728 袖ヶ浦市)

たちまち大勢集まってきました。動画でどうぞ。



コシマゲンゴロウもいますね。ゲンゴロウの仲間は「食べ物の匂い」を敏感にかぎつけ、弱ったり傷ついたりした水生小動物を襲い、また死骸にも集まります。日光に照らされたシマゲンゴロウの背中は非常に美しいものがありますね。シマゲンゴロウは水質の良い止水域に生息します。この貪欲な食べ方を見るだけでも、こうした虫が生きていく上で多数の被捕食者を必要とすること、そしてそれら全てを養えるだけの環境が維持されていなければ生息が困難であることの一端が伺えます。シマゲンゴロウはとりわけ北総地域では姿を消しつつあります。

※シマゲンゴロウ
環境省RDB・NT(準絶滅危惧)
千葉県RDB・D(一般保護生物)


▽シマゲンゴロウに関する過去の記事
シマゲンゴロウの幼虫、オタマジャクシを捕食する 2015.5.17
アメリカザリガニの死骸に集まるシマゲンゴロウetc. 2014.8.13
シマゲンゴロウの幼虫 2014.6.11
シマゲンゴロウ 2011.9.15

愛すべき里山の生き物たち 第3集 ~里山のハンターたち編~愛すべき里山の生き物たち 第3集 ~里山のハンターたち編~
大島 健夫

マイナビ出版 2014-12-19
売り上げランキング : 163498

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
関連記事
スポンサーサイト
[ 2017/07/31 14:24 ] 昆虫類・甲虫目 | TB(-) | CM(0)
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。