ヤマトシミ

2017.08.31(Thu)

昨日まで、23日夜の灯火観察で出会った虫を紹介してまいりました。家に帰るまでが何とやら、とよく申しますが、その23日の夜、宿舎に戻るとそこにいたのがこいつです。

20170823IMG_8751.jpg
(20170823 袖ヶ浦市)

シミです、シミ。紙魚と書いてシミ。障子だの和紙だのの表面を食べることからその名があります。この写真のはどうやら「ヤマトシミ」のようです。

体長は1cmばかり。体の両サイドに脚がいっぱいあるように見えますが、これは「腹肢」というもので、本当の脚は他の昆虫と同じ3対6本です。腹肢があるのは、この虫が原始的であり、かつて多足類などと同じ先祖から派生してきた昆虫類の先祖をの特徴を残しているものだと考えられています。無変態で、幼虫・成虫の別なく生涯脱皮を繰り返し、その一生を通じてその姿はあまり変わらず、翅がなく飛ぶこともできない、など、いずれもやはり原始的な特徴です。4億年以上前と言われる昆虫出現時の形態を残すこのシミ。家屋の隅っこなどでひっそり暮らしています。

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大島 健夫

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Category: 昆虫類・シミ目

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Author:大島健夫
1974年11月20日生まれ。千葉生まれ千葉育ち。美浜区在住。

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