DAYLIGHT RAMBLER

日々に出会った様々な動植物について綴っていきます。文章及び画像の無断転載禁止。

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ヒガンバナ

今年はなかなかヒガンバナが咲かないと思っていましたが、やはりお彼岸の頃になるとちゃんと咲き出すのですね。



  

(20080921 千葉市若葉区)


この花ばかりは、「ヒガンバナ」とカタカナで書くより、漢字で「彼岸花」と書く方がしっくりくる気がいたします。


私はごく小さな頃からこの花が怖くてしょうがなく、それなのに何だか目を離せなくて、秋の訪れとともに茎が伸びて咲くこの花をいつも立ち止まって眺めていました。


彼岸花には、聞く人の居心地を悪くさせるような、様々な呼び名があります。「死人花」、「幽霊花」、「狐花」、あるいはまた「線香花」、「墓花」などというのです。私がそういうことを知ったのは学校へ行くようになってからですけれど、そんなこととは関係なく、物心ついたときには、私はもうこの花が怖くて仕方ありませんでした。私には年代のわからない幼児期の、不思議な記憶があります。見渡す限り一面に彼岸花が咲いている野原にたったひとりでいて、周りには誰もいないのです。ただ、胸のへんまである彼岸花の中に取り囲まれて、いつまでもじっとひとりで立っている。そして、やがて遠くで誰かが私を呼び始める・・・そんな記憶です。おそらくそれは、実際に経験したことではないのでしょう。夢で見たのかもしれないし、何かの都合で強くイメージしてしまったのかもしれません。しかしそれは、今でも時折思い出してしまうくらい、すごくリアルなものです。


彼岸花の根と球根には毒があります。


それはリコリンといい、植物性アルカロイドの一種です。水溶性の毒なので水にさらして毒抜きをすれば良いのですが、中世には飢饉の折、満足な毒抜きをせずこれを食し、大勢の人が死んだ・・・といった悲しい逸話も伝わっています。上記のような数多くの別名も、そのような多くの実例から帰納法的に導き出されたものであるかもしれません。だが、そのような逸話と、その毒性の強さから、彼岸花が植えられている場所の表土付近にはモグラやジネズミも近寄らず、だから土葬の墓地を守るためによく用いられた・・・という事実を考え合わせると、私の、例の妙な記憶は、ちょっと心穏やかではいられないものでもあります。



 

(20080921 千葉市若葉区)


中国からの史前帰化植物であり、その伝来は縄文時代にまで遡るとも言われております。有名な別名の「曼珠沙華」はサンスクリット語であり、「天上界に咲く赤い花」のことです。これが天から舞い落ちるのは、瑞兆であるのだそうです・・・

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[ 2008/09/21 21:26 ] 山野草 | TB(-) | CM(4)
1. あ~。

またこの花のシーズンになりましたねぇ。

そう言えば前にもTakさんとこの花の話になったと記憶しています。(笑

そう。うちの実家の近所にはこれがたくさん咲いているとこがあってTakさんがそこを知っていた、という話が。
[ 2008/09/24 22:24 ] [ 編集 ]
2. そう言えば(笑)

>ルイさん
季節は巡りますねえ(笑)。
その話覚えております。確かS県のH市でしたっけ。
[ 2008/09/25 19:05 ] [ 編集 ]
3. (笑

そうですそうです。

お時間あったら見てきてやってください。
何かそれぐらいしか売りがないらしいから。あの辺(笑

でもTakさんて確か行ったことあるって言ってらしたよね?ふふふ。変な縁ですね。
[ 2008/09/26 21:03 ] [ 編集 ]
4. ええ

>ルイさん
時間があったらぜひ一度見て来たいですねえ。

が、私、行ったことはないはずです・・・多分。
いや、行ったことないよな・・・<忘れてるらしい
[ 2008/09/26 21:10 ] [ 編集 ]
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