ニホントカゲ・雄同士の闘争

2009.04.26(Sun)

ニホントカゲ が繁殖の時期を迎えています。


幼体が青い尻尾に黒いボディ、金色の縦筋が入った美しい姿をしているのに対し、成熟した雄は茶褐色をしていて地味です(雌はわりと幼体時代の色彩を残している)。しかし、この時期の雄は喉元から顔面にかけて赤みを帯る「婚姻色」をまといます。そして、雄同士が出会うと激しい闘争を繰り広げるのです。



DAYLIGHT RAMBLER  DAYLIGHT RAMBLER  

(20090422 千葉市若葉区)


まさにそのような瞬間に遭遇してしまいました。農道の土手でデカいやつが二匹、ドンパチの真っ最中です。通常、人の顔を見るとすぐ逃げ出すニホントカゲですが、格闘に夢中で、カメラを向ける私などどうでもいいようです。片方の雄はよく見ると尻尾の先端がありません。最近猫か鳥にでも遭遇したのでしょうか。



DAYLIGHT RAMBLER  DAYLIGHT RAMBLER  

(20090422 千葉市若葉区)


戦いはもっぱら、相手の頭に咬みつき合うという方法で行なわれます。咬みつきは一見強烈そうに見えますが、それによって出血したりすることはなく、相手に致命的なダメージを与えるという性質のものではないようです。殺し合いというよりもむしろ儀礼的というかスポーツ的というか、要するに力の上下関係を確定させることが重要なのでしょうか。


とは言え、そのひとつひとつの動きの敏捷性は人間の比ではありません。時折、このように離れて睨み合いますが・・・



DAYLIGHT RAMBLER  

(20090422 千葉市若葉区)


ジリジリと間合いを詰め、突如両者同時に飛び込む!大迫力!



DAYLIGHT RAMBLER  

(20090422 千葉市若葉区)


見ていると、この『睨み合い→咬み合い→離れて睨み合い』の間隔がけっこう規則的で、まるでラウンド制のようでもあります。それにしてもたいしたスタミナです。十数分見ていましたが、いっこうに優劣が表れる気配がありません。



DAYLIGHT RAMBLER  DAYLIGHT RAMBLER  

(20090422 千葉市若葉区)


互いの上顎と下顎をがっちりと咬み合い、膠着してしまいました。「参りました」と言うのはどっちだ。最後まで見届けたいところですが、残念ながら私にも予定というものが・・・。後ろ髪を引かれる思いで、泣く泣く現場を後にしたのでした。

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18:52 | Comment(4) | Trackback(-) | EDIT

COMMENT

Bb #79D/WHSg

1. すごっ


う~ん。

その後がとても気になりますね!(^^;
どーなったんでしょう!

2009.04.27(Mon) 02:05 | URL | EDIT

tak #79D/WHSg

2. その後


>Bbさん
気になりますよねえ。

私の予想では、最終的にこの二匹のどちらかが勝ったのではないかと。<あたりまえ!

2009.04.27(Mon) 21:47 | URL | EDIT

Bb #79D/WHSg

3. 確かに(^^;


どちらかが勝って、どちらかが親分になったんででしょうねー。
負けたヤツがなんだか気の毒・・・葉っぱに隠れて親分が通るのを見守ってるのかしら。。。と・・・・<妄想

2009.04.28(Tue) 00:51 | URL | EDIT

tak #79D/WHSg

4. 無題


>Bbさん
トカゲの場合は縄張りや繁殖がかかっていますから、負けるといろんなものを失うと思います。

2009.04.28(Tue) 23:40 | URL | EDIT

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プロフィール

大島健夫

Author:大島健夫
1974年11月20日生まれ。千葉生まれ千葉育ち。美浜区在住。

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