カブトムシ(♂)

2009.08.20(Thu)

さて、例のクヌギの木のお話がまだ続きます。


カナブンにオオスズメバチにゴマダラチョウオオムラサキアカズムカデ など多種多様な生き物を育むこの木。この日は、まだ明るいというのに大きな雄のカブトムシが二匹、樹液にかぶりついていました。



DAYLIGHT RAMBLER  DAYLIGHT RAMBLER  

(20090817 千葉市若葉区)


写真右のカブトの前翅に穴が開いているのは、雄同士の争いによるものでしょうか。それとも、クワガタに咬まれたのでしょうか。この立派な角は飾りではなく、餌場を巡って戦うための武器です。角の大きさは幼虫時代の餌や環境で全てが決まり、一度成虫になってからは伸びたりしません。


カブトムシは昆虫界の王者みたいな気がするし、実際とても強いのだけれど、このクヌギの木には前述のようにこわもての生き物がたくさん集まります。鳥の中にもカブトムシを好んで食べるものがおり、近辺の路上には中身を食べた後の翅や頭部だけがたくさん落っこちていたりします。肉食動物も樹液を求める動物も死骸をあさる動物も、みなそれぞれの理由から、それぞれの生存を賭けてこの場にやってきます。たった一本のこのクヌギの木を巡って、ひとつの宇宙のような生態系が構築され、同種間、異種間で様々なドラマが展開されているのです。


▽カブトムシの過去の記事はこちら からどうぞ

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Category: 昆虫類・甲虫目

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大島健夫

Author:大島健夫
1974年11月20日生まれ。千葉生まれ千葉育ち。美浜区在住。

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