コシマゲンゴロウ

2009.08.23(Sun)

泳げて歩けて空も飛べる。水・陸・空と制覇するSF兵器のような生き物、ゲンゴロウの仲間の中では現在でも比較的普通に見られるコシマゲンゴロウです。漢字で書くと「小縞源五郎」と、戦前の役者みたいでなんだかちょっぴりカッコ良くなります。用水路の淀みでたくさん見つけました。



DAYLIGHT RAMBLER  DAYLIGHT RAMBLER  

(20090821 千葉市若葉区)


体長は約1cmほど。ピンピンと素早く泳ぎ、時折水面にお尻を出して呼吸します。ゲンゴロウの仲間は翅と腹部の間に空気を溜め込んで水に潜るのです。アクアラング式ですね。夜は灯火に飛んできたりもします。成虫・幼虫ともに肉食です。


圃場整備や耕作放棄など、農法の変化と農業そのものの衰退はどこでも水生昆虫の暮らしを大きく圧迫しています。このコシマゲンゴロウはまだ比較的普通に見られますが、「コシマ」のつかないゲンゴロウなどは、千葉市のレッドリストで「X(消息不明・絶滅)」として記載されている状態です。田んぼの生き物というと、多くの人が思い浮かべるのが、カエル、メダカ、そしてこのゲンゴロウやタイコウチのような水生昆虫でしょう。ところが現実には、両生類も魚類も水生昆虫も、現在の田んぼからは姿を消しつつあるか、既に姿を消しているのです。そのようなことは非常に恐ろしいことであると、私は思うのですが・・・

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Category: 昆虫類・甲虫目

20:45 | Comment(4) | Trackback(-) | EDIT

COMMENT

みっち #79D/WHSg

1. 初めて見ました


我が家の周りはヒメかマメしかいません(;_;)
コシマゲンゴロウ…見た記憶がありません。

確かに田んぼで生き物の姿を目にすることが少なくなっているのだと思います。それでも我が家の周りはまだ自然がいっぱいなので、少し行けばメダカやタモロコ、スジエビなどが見られます。しかしそこも時間の問題(>_<)自然を消してまで人間が便利な生活を手に入れる必要はないと思います。

2009.08.23(Sun) 21:29 | URL | EDIT

tak #79D/WHSg

2. Re:初めて見ました


>みっちさん
うちの方ではこちらがメジャーで、ヒメやマメは少ないようです。それほど離れていなさそうなのにおもしろいものですね。

発展や豊かな生活というものはなんなのか、この国もそろそろ考え直す時期に来ているような気がします。もっともっと多くの人が自然に関心を持つようになると良いですよね。

2009.08.24(Mon) 18:21 | URL | EDIT

スモール #79D/WHSg

3. 無題


小縞源五郎
名前はかっこいいけど
かわいいですね

ゲンゴロウはほんとにいませんね
こちらの田んぼでも見たという話はあったけど
結局今年は確認できませんでした

沈黙の春 古い言葉ですけど 
ますます身近に感じられてきます

2009.08.24(Mon) 19:52 | URL | EDIT

tak #79D/WHSg

4. Re:無題


>スモールさん
ゲンゴロウ、ほんとうにどこでも減っているようですね。

ミズカマキリやタイコウチのような水生カメムシも全体に思っていたよりずっと少なくなっている印象です。壊れつつある生物多様性を保持してゆくためにどうすべきか・・・考えどころですね。

2009.08.25(Tue) 22:04 | URL | EDIT

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プロフィール

大島健夫

Author:大島健夫
1974年11月20日生まれ。千葉生まれ千葉育ち。美浜区在住。

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