バンの幼鳥@大百池

2009.09.15(Tue)

「おゆみの道」の終点にあたる大百池は歴史のある池です。戦国時代、このあたりは激しい紛争の地でした。 もともと池の西側には千葉氏の有力な支族である原氏が築城した小弓城があり、池はその防衛ラインの一部をなしていました。


16世紀初め、古河公方足利政氏の子である足利義明がこの城を乗っ取り、「小弓公方」を自称したのです。房総の諸豪を糾合して勢力を増した義明は1538年、下総国国府台に進出して小田原北条氏と関東の覇権を賭けた決戦を行ないました。これが有名な第一次国府台合戦ですが、義明は敗れて戦死してしまい、小弓城は南下してきた北条氏のものとなったのです。その後、第一次国府台合戦では義明方についたものの、義明の死でかえって重石が外れるような格好になった安房の里見氏が北上して勢力を拡大し、この地は今度は北条氏と里見氏の戦いの舞台となりました。小弓城とは大百池を挟んで東側に位置する「城の台(現在の大百池公園の敷地)」にも中世城郭の遺構が残されており、これも当時のものであると考えられています。


江戸時代以降、池は農業用の溜池として利用されてきました。現在の大百池はすっかり整備され、岸辺には割石なんぞが敷かれてしまっています。釣り禁止の看板は立っていますが釣りをしている人が非常に多く目につきます。


バン の幼鳥が、人を恐れずすぐそばまで近づいてきて、水草をすすっていました。



DAYLIGHT RAMBLER  DAYLIGHT RAMBLER  

(20090911 千葉市中央区)


成鳥とそんなに変らない体格にまで成長していますが、羽毛はずっと薄い色で、嘴が額の方まで入り込む「額板」もまだあまり発達していません。そのうち、スーパーの買い物籠らしきものが浮いているのを見つけ、戯れ始めました。



DAYLIGHT RAMBLER  DAYLIGHT RAMBLER  

(20090911 千葉市中央区)


登頂に成功し、なんだか得意げ。



DAYLIGHT RAMBLER  DAYLIGHT RAMBLER  

(20090911 千葉市中央区)


千葉にバンのいる水辺は多くありますが、わずか一、二メートルの距離でまじまじと見たのは初めての経験です。綺麗な目が印象的でした。



▽バンの過去の記事はこちら からどうぞ(携帯では正常に表示されない可能性があります)

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Category: 鳥類

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Author:大島健夫
1974年11月20日生まれ。千葉生まれ千葉育ち。美浜区在住。

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