セイタカアワダチソウ

2009.10.21(Wed)

セイタカアワダチソウといえば外来生物界の雄。動物界のブラックバス、植物界のセイタカアワダチソウってなもんです。



DAYLIGHT RAMBLER DAYLIGHT RAMBLER 

(20091020 千葉市若葉区)


キク科の植物で、原産地は北アメリカ大陸です。最初に日本に持ち込まれたのは意外に古く、明治時代末期のことで、そのときは何と園芸植物として扱われていたようです。第二次世界大戦後に一気に拡散し、日本中の草原や河原に満ち満ちて大群落を形成するようになりました。



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(20091020 千葉市若葉区)


このセイタカアワダチソウの特徴として、アレロパシー効果、日本語では「他感作用」を有していることが挙げられます。すなわち、地下茎からポリアセチレン化合物を分泌し、周囲の他の植物の発芽・生長を抑制してしまうのです。セイタカアワダチソウが、各地で在来のススキなどを一気に駆逐することのできたポイントはそこにあります。


しかし、アレロパシーは諸刃の剣で、ついには他の植物だけでなく自らにも作用してしまうため、圧倒的に見えたセイタカアワダチソウもやがては勢力が衰え、また他の様々な要因もあって、ススキなどの在来植生が回復するというケースが増加しています。盛者必衰、諸行無常です。

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Category: 山野草

22:15 | Comment(4) | Trackback(-) | EDIT

COMMENT

にゃり #79D/WHSg

1. セイタカアワダチソウ


今日、河原でセイタカアワダチソウとススキが一緒にもっさもっさしているところを見ました。
結構ほかの植物と共存している姿を見るのですが、「アレロパシー」というのは、どれくらい作用するもんなんでしょうかね…?

2009.10.21(Wed) 23:10 | URL | EDIT

tak #79D/WHSg

2. Re:セイタカアワダチソウ


>にゃりさん
アレロパシーは短期的には大いに作用するのですが、化学物質が土にたまっていくため結局は自家中毒のようなことになり、自分の繁殖も抑制されススキなどの復活を許すそうです。また、クズのようなツル性の植物で、根が物質の届かないところにあれば効かないので、オールマイティというわけではないみたいですね。

この写真のも、写ってませんが写真右方向は一面のススキ原だったりします。

2009.10.22(Thu) 17:09 | URL | EDIT

青菊 #79D/WHSg

3. アレロパシー


自家中毒になってしまうなんて。
アレロパシーって良さそうでいまいちなのですね。

でも短期的でも勢力があれば、子孫繁栄には良いということなのでしょうか?
そして勢力拡大し過ぎないよう弱っていく。
自然ってうまくできているものですね。

2009.10.22(Thu) 20:53 | URL | EDIT

tak #79D/WHSg

4. Re:アレロパシー


>青菊さん
アレロパシーって一見、すばらしい思いつきのようですが、結局自分に帰ってきちゃうんですよねえ。

自ら増えすぎると縮小するような機能を備えているところからして、むしろ外来生物の中では穏やかな方なのかも・・・と思ったりもします。

2009.10.23(Fri) 18:13 | URL | EDIT

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プロフィール

大島健夫

Author:大島健夫
1974年11月20日生まれ。千葉生まれ千葉育ち。美浜区在住。

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