DAYLIGHT RAMBLER

日々に出会った様々な動植物について綴っていきます。文章及び画像の無断転載禁止。

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アカハライモリ

よく、様々な生き物の名前をキーワードにアメブロ検索をしてみます。


「イモリ」で検索をかけたとき、その表示された結果を見ていつも感じるのは、イモリとヤモリ を混同してしまっている人の何と多いことだろうかということです。日本で一番普通に見られるはずの有尾類であるイモリは、それだけ、もう一般の人々の認識から外れた生き物となってしまっているのでしょうか。


私は1974年の生まれですので、81年度に小学校に入学し、89年度に中学を卒業しています。従って、私の子供時代はそのまんま80年代であるということになります。当時、イモリは田んぼや水路で、場所を選べばかなり確実に捕まえることのできる生き物でした。飼っていたイモリの観察を夏休みの自由研究の材料にしたこともあります。


20年が経ち、現在、イモリは千葉市では絶滅の危機に瀕しています。


私が生き物の観察らしきものをするようになったのはほぼ二年前のことです。それ以降、私は市内で野生のイモリを見つけることは一度もできませんでした。イモリは千葉市のレッドリストでは「A(最重要保護生物)」にランクされています。例えばニホンアカガエル などもやはり「A」です。しかし、表面上のランクは同じでも、その危急度にはAとZくらいの差があることが、実感として迫ってきます。


現在、イモリの生息地として、市内では数ヶ所が知られ、いずれもその生息数はかなり少ないようです。ですが、私は、あちこちうろうろ歩けば歩くほど、そういった既知の生息地以外にも、人目につかないままにイモリがひっそりと生き残っている場所があるのではないかと思えて仕方なかったのです。


そして、今月、私は幸運にも、ほぼ20数年ぶりに市内で野生のイモリと出会うことにより、そのような場所がやはり存在していることを知ることができました。詳しい日付、場所、また周辺の状況が少しでもわかるような写真は伏せさせていただきます。



DAYLIGHT RAMBLER  DAYLIGHT RAMBLER  

(200911 千葉市)


私が実際にこの目で生息を確認した場所、あるいは、かなり信憑性の高い生息情報が直接的に得られた場所には、その環境条件にはっきりといくつかの共通点があります。そのような条件に合致する場所は他にもありますから、今後、新たな生息地が見つかる可能性もあると思っております。


80年代、90年代、そして21世紀。山も変わり、川も変わりました。田んぼも、野原も、皆変わりました。日本経済は有頂天に沸き返り、そしてどん底に落ち込んでいます。数多くの生き物を滅ぼして、私たちは一体何を得たのでしょう。そのことで結局は人間の生活さえ良くならなかったとするのなら、それらの生き物を地上から消してしまったことには、どのような意味があったのでしょう?


☆☆☆


この件に関して、このブログを読んだ方からの「場所を教えて欲しい」などの問い合わせには一切お答えいたしませんので悪しからずご了承ください。なお、既に公的な報告は行っております。



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[ 2009/11/29 21:28 ] 両生類 | TB(-) | CM(8)
1. 無題

1966年生まれなのに
トヨタ自動車の本社工場の横で
生まれ育った僕には、
自然とか、野生生物とは
縁遠い生活でした。

結婚して今の農村地帯に越してきて
雉や狸などの野生生物に触れ、
びっくりする毎日を送っています。

イモリはまだ見たことがありません。
意識して見ていないので
トカゲやカナヘビとの違いが分かりませんが・・・・

壁にいるのがヤモリですよね。
その子なら
夏の間、毎晩、玄関にいて
僕の帰りを迎えてくれました。

イモリの生息地を守るために
みんなに協力を呼びかけたい反面、
興味本位で押しかけ、
自然環境を壊してしまう人がいる、
そんな不安は大きいですよね。
心の揺れが文章から感じられました。
大変ですよね。
[ 2009/11/29 22:43 ] [ 編集 ]
2. 凄い!

野生のイモリ、初めて見ましたo(^-^)o
うちの近所にもいるらしいのですが、車が入って行けないので、ついつい面倒になって行っていません。

イモリはお店で買うのが当たり前の時代。生き物にハマるまでは野生が存在するなんて知りませんでした(^_^;)ていうか日本にいる種類だってことすら知りませんでした。知らないって怖いですよね(>_<)
[ 2009/11/29 22:45 ] [ 編集 ]
3. イモリ

うれしいなぁ。
千葉市でもイモリが住んでるところがあるんですね。
こないだ「みんな生きなければならない」というタイトルの映画をみました。世田谷で有機農業をしている(た)人の記録映画。畑の小さな生き物たちの営みも丁寧にフィルムに収めてありました。また、他の生き物の命を奪って人間だけが生き残るなんてことはありえないと言ってました。
takさんの記事を読んでほんとにその通りだと思いました。
[ 2009/11/30 11:01 ] [ 編集 ]
4. 両生類

アカガエルとかイモリが絶滅しそうなのは水田が減っているからでしょうか。
両生類が減るとそれを食べる鳥も困りますね。
もっと昆虫とか両生類とか底辺の生き物を大事にしないと。

見つかったイモリはこのまま静かに生きていけるといいですね。
[ 2009/11/30 18:52 ] [ 編集 ]
5. Re:無題

>花立毛鈎工房さん
はい、夏の間出迎えてくれていたのは間違いなくヤモリです。
イモリはほぼ水生の両生類で、背中は黒から黒褐色、ひっくり返すとおなかが赤いのですぐにわかります。

気持ちの揺れまで読み取っていただけて脱帽です。ほんとうに、こうして生息地を確認してしまった以上、私も今後それなりの責任のある行動をしなければ・・・と思っています。
[ 2009/11/30 19:42 ] [ 編集 ]
6. Re:凄い!

>ぷらっちさん
私もこうして野生の個体に出会うことができ、すごく嬉しかったです。

ぷらっちさんのご近所のイモリも、きっと、車が入っていけないようなところだからこそ生き残れたのかもしれませんね。
[ 2009/11/30 19:43 ] [ 編集 ]
7. Re:イモリ

>スモールさん
その映画、おもしろそうですね。
大きなシステムの中で生かされている人間・・・という紛れもない事実が、昨今省みられなくなっているように思います。

イモリは北総台地のほとんどから姿を消してしまっています。早急に保護の手を差し伸べなければ、と思います。
[ 2009/11/30 19:47 ] [ 編集 ]
8. Re:両生類

>青菊さん
水田が減っていること以上に、その水田の中身が変化したこと、すなわち大規模な土地改良事業・圃場整備による構造の転換が大きかったと思います。70年代から80年代にかけて行なわれたこれらの事業により、千葉の水田はイモリなどの住める要件を失っていったのではないでしょうか。

このまま生息地が維持されてゆくこと、そしてなろうことなら、イモリが住むことのできる環境が広がってゆくこと。それが農業従事者との連携のもとで実現すれば素晴らしいことだと思います。
[ 2009/11/30 19:51 ] [ 編集 ]
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