ヤマカガシ、ニホンアカガエルを捕食する

2010.03.04(Thu)

最初に「ピューイ」という、悲鳴のような声が聴こえました。そして次に、私の歩いていたところと、流れを挟んで対岸にある崖の上から、棒のようなものが滑り落ちてくるのが見えました。あれはなんだ?


肉眼ではよく見えません。ズーム最大で撮影。


DAYLIGHT RAMBLER  DAYLIGHT RAMBLER  

(20100301 千葉市若葉区)


あー!!!


慌ててダッシュ。回りこんで橋を渡り、対岸の崖の下へ。


DAYLIGHT RAMBLER  DAYLIGHT RAMBLER  

(20100301 千葉市若葉区)


ニホンアカガエル は空気を吸って膨れ上がり、なんとかヤマカガシ に飲み込まれないように抵抗します。しかし、ヤマカガシは毒蛇。奥歯からは捕食用の毒を分泌するので、こうなっては望み薄です。

DAYLIGHT RAMBLER  

(20100301 千葉市若葉区)


見る見るうちに、カエルの動きは鈍っていきます。目を背けたくなる過酷な光景ですが、これが自然の食の姿です。繁殖行動のために出てきたアカガエルを狙って、ヤマカガシもやはり出てきていたのでしょう。カメラを近づけると、ヤマカガシがそれを意識し、動きが変るのがわかります。動画を撮るのはやめ、手を合わせてその場から離れました。


DAYLIGHT RAMBLER  

(20100301 千葉市若葉区)


付近の湿地には、アカガエルの卵塊がいくつもありました。生きることは死ぬことで、死ぬことは生きること。円環のような世界の中で、生き物たちは今日も精一杯生き、そして死んでいきます。



▽ヤマカガシの過去の記事はこちら からどうぞ


▽ニホンアカガエルの過去の記事はこちら からどうぞ



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Category: 爬虫類

17:13 | Comment(10) | Trackback(-) | EDIT

COMMENT

南風 #79D/WHSg

1. 残酷ですが・・・


残酷ですが、それが自然の掟。
連鎖ですね。

蛙を飲み込んだヘビは、今度は動きが鈍くなり鳥から狙われることになります。

どちらも命がけ、です。

2010.03.04(Thu) 18:21 | URL | EDIT

ぷらっち #79D/WHSg

2. もうですか?


ヤマカガシって早くお目覚めなんですねΣ(゚д゚;)

我が家のビオトープではアカガエルのおたまじゃくしが誕生しています。
春ですね~ヾ(@^▽^@)ノ

2010.03.04(Thu) 19:11 | URL | EDIT

植物屋ジャル #79D/WHSg

3. 無題


貴重な、画像ありがとうございます。

2010.03.04(Thu) 20:55 | URL | EDIT

青菊 #79D/WHSg

4. 待っている


ヤマカガシはヤマカガシで繁殖に出てくるカエルを心待ちにしているのでしょう。
必死に飲み込まれないようにしているカエルは気の毒です。
でもヘビはこれで少し生きる可能性が出てくるんですよね。
過酷な世界です。


それにしても、良くこの瞬間に出会えましたね。
見つかったヘビは驚いたでしょう(笑)。

2010.03.05(Fri) 00:17 | URL | EDIT

スモール #79D/WHSg

5. つながる命


決定的瞬間ですね。
アカガエルの鮮やかなオレンジとヤマカガシの渋いオレンジが絶妙です。
食べられるものと食べるもの。
死は生に。
つながる命。
大切なことを教えていただきました。

2010.03.05(Fri) 19:44 | URL | EDIT

tak #79D/WHSg

6. Re:残酷ですが・・・


>南風さん
サシバのような、爬虫類を好んで食べる猛禽もこれからやってきますね。

食べる方も食べられる方のも命のサイクル。自然が見せてくれるものはいつも残酷なくらい本質的です。

2010.03.05(Fri) 20:16 | URL | EDIT

tak #79D/WHSg

7. Re:もうですか?


>ぷらっちさん
獲物が出ると捕食者も出るのですね・・・

今日、アズマヒキガエルの卵塊を見つけました。
今年はいつもより春が早いようです。

2010.03.05(Fri) 20:17 | URL | EDIT

tak #79D/WHSg

8. Re:無題


>植物屋ジャルさん
ありがとうございます。
撮影できたことに感謝しています。

2010.03.05(Fri) 20:17 | URL | EDIT

tak #79D/WHSg

9. Re:待っている


>青菊さん
ヘビの味方になれば狩りが成功するようにと願い、カエルの味方になれば切ない気分になる。世界は過酷ですね。

ヘビ、崖の上から真っ逆さまに落ちてきたんです。私も驚きました(笑)。

2010.03.05(Fri) 20:19 | URL | EDIT

tak #79D/WHSg

10. Re:つながる命


>スモールさん
ほんとですね。言われて気づきましたが色の対比が鮮やかです。

食べるのは、必要だから。食べられることで相手の命の源となる。これも一つの絆なのかもしれませんね。

2010.03.05(Fri) 20:21 | URL | EDIT

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プロフィール

大島健夫

Author:大島健夫
1974年11月20日生まれ。千葉生まれ千葉育ち。美浜区在住。

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