ニホンイシガメ@都川

2010.04.20(Tue)

都川本流には、確かにイシガメ が生き残っています。しかし、その数はミシシッピアカミミガメ に比べるべくもなく、またクサガメ よりもさらに少ないことは間違いありません。私は毎年何度か、ポイントを定めて川沿いを歩き、日光浴をしているカメの数をカウントしていますが、イシガメを目撃することは滅多にないのです。


この日、幸運にも一匹見つけました。


DAYLIGHT RAMBLER  DAYLIGHT RAMBLER  

(20100418 千葉市若葉区)


貫禄のある大きなカメでした。けっこう年を経ていることでしょう。


外来種のカメの圧倒的な進出に加え、河川改修などによって、市内に残されたイシガメの生息範囲はどんどん縮小しています。意外に広い行動範囲を持つイシガメにとっては、餌をとる場所ともなる水田の耕作放棄や、周辺の開発も無視できないものです。どのような生き物にも言えることかもしれませんけれど、このようなカメを保護しようと試みるとき、それは単にカメだけに手を差し伸べるのではなく、その生態系そのものに対して複合的なケアを行うことが求められてきます。全ての生き物は、それを取り巻くシステムの中で生き、生かされている。目に見えるあらゆる事象は一つの局面であり、数多く積み重ねたときにシステムの姿がぼんやりと浮かび上がってくる。それが、私がこのブログを始めてからの2年間で強く感じたことです。そして無論、人間もそのシステムに含まれていることを、忘れるべきではないと私は思います。



▽ニホンイシガメの過去の記事はこちら からどうぞ



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Category: 爬虫類

17:38 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

COMMENT

南風 #79D/WHSg

1. 農の崩壊


私もムシを追いかけていますが、同じような気持ちになることが多々あります。
詰まるところ、おっしゃっているとおり、農が崩壊したことに起因するのではないでしょうか。
私の周りでも、後継者がいないために休耕田や耕作放棄地になった土地がたくさんあり、そのほとんどが荒土化しています。

元来人間は自然と共存して再生する道を学んできたはずです。
ムシたちが居場所を追われている今の現状は、数百年、いや、数十年後の人間の現状かも知れません。

2010.04.20(Tue) 21:28 | URL | EDIT

tak #79D/WHSg

2. Re:農の崩壊


>南風さん
農業の衰退ということは、それを許してきた私たち国民にこそ非常に大きな責任があると思っています。稲作によって維持されてきた生態系が崩壊してしまうとすれば、それは恐ろしいことです。

数十年後、あるいはそれは十数年後かもしれません。そうならないために今できることは何か、考えなくてはならないと思います。

2010.04.21(Wed) 17:08 | URL | EDIT

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大島健夫

Author:大島健夫
1974年11月20日生まれ。千葉生まれ千葉育ち。美浜区在住。

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