ヒメツチハンミョウ

2010.05.07(Fri)

5月4日に、詩人のあしゅりんさん と合同で、「朗読ハイキング」 というイベントを開催いたしまして。


その折、参加者の方が自然公園のトイレで見つけ、「これは何ですか~」といって、拾って私に見せに来てくださったのがこのヒメツチハンミョウです。


DAYLIGHT RAMBLER  DAYLIGHT RAMBLER  

(20100504 千葉市若葉区)


深みのある金属的なブルーメタリックの身体、アリのような頭部と胸部、数珠玉のような触角。実に不思議なこの虫は、これでなんと甲虫なのです。翅は見ての通り退化しており、飛べません。


私はちょうどこの虫の写真がほしいと思っていたところだったので、「ああ、ありがとうございます!これはいいもんですよ!いいですね、これはいいですね!」と淀川長治さんのように繰り返しながらパチパチと撮影しまくってしまったわけですが、その場で大事なことを伝えるのをうっかり忘れていました。このヒメツチハンミョウには、毒があるのです。


その毒とはカンタリジン。マメハンミョウ の記事でも紹介したのと同じもので、中世には忍者が暗殺用に使っていた、という凄まじいもの。ヒメツチハンミョウは敵に襲われると肢の関節などからこの毒を分泌し、皮膚につくと強い炎症を起こします。誤って虫そのものを食べると心臓をやられて死ぬ場合もあるそうです。道理で、飛べもしない、うろうろ歩くだけのこんな虫が生き残ってこられたわけです。まず最初に「素手で触っちゃダメ!」とみなさんに注意すべきでした・・・すいません。写真の虫を捕えたMさん、いまさらですがその後何事もなかったでしょうか。


この虫の生態そのものもなかなかおもしろいもので、幼虫時代はハナバチの巣に寄生して過ごします。「ファーブル昆虫記」に書かれているのをお読みになった方もいることでしょう。成虫は草の葉などを食べて暮らしているようです。



(ブログランキングに参加しています。気が向いた方はクリックを)

人気ブログランキングへ




関連記事
スポンサーサイト

Category: 昆虫類・甲虫目

19:00 | Comment(4) | Trackback(-) | EDIT

COMMENT

ぷらっち #79D/WHSg

1. うへ><


こいつ毒があったんですか((゚m゚;)
でもなんか気持ちよくないお姿なので、触ろうと思ったことはないんですが。。。
このでっぷりさがなんとも親近感が涌きますww

2010.05.07(Fri) 21:38 | URL | EDIT

あしゅりん #79D/WHSg

2. おなかたっぷり


僕も朗読ハイキング後にネットで調べたのですが、そこで見た写真の姿よりも、より大きな腹をしていますね。
もうそろそろ卵が生まれるのでしょうか。

2010.05.07(Fri) 21:46 | URL | EDIT

tak #79D/WHSg

3. Re:うへ><


>ぷらっちさん
あるんですよ、このひと、毒が。
見るからに異様な姿をしてますよね。体長は1から2cm程度ということですが、これはもうちょっと大きい、なかなかの大物でした。

2010.05.08(Sat) 17:48 | URL | EDIT

tak #79D/WHSg

4. Re:おなかたっぷり


>あしゅりんさん
そう、雄と雌で触角の形が違うんですよね。
秋に交尾、春に産卵ということなので、このひともそろそろなのかもしれませんね。

2010.05.08(Sat) 17:50 | URL | EDIT

POST COMMENT


プロフィール

大島健夫

Author:大島健夫
1974年11月20日生まれ。千葉生まれ千葉育ち。美浜区在住。

記述の中に間違いや誤解を見つけた方、またそれ以外にも何かございましたら、どうか
inaka_jikan@yahoo.co.jp
まで送っていただけると幸いです。

大島健夫公式サイト

ツイッター

カレンダー

07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
学問・文化・芸術
695位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
自然科学
71位
アクセスランキングを見る>>

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR
↑