ニホンアマガエル・上陸への試練

2010.06.11(Fri)

今の時期、田んぼの水の中を覗けば、まだ尻尾を残した上陸間際のニホンアマガエルがそこら中にいます。


なんともかわいらしいものですが、そう思うのは多分、人間だけであって、身体の構造を短時間で転換することになる変態の時期というのはデリケートで、ちょっとしたことで生命を落としかねない上、捕食動物から見れば、どっちつかずの中間的な形態はまさに狙い目。恐ろしく死亡率の高い、大変に危険な時期なのです。


ガムシの仲間(コガムシ?)の幼虫が、そんな子ガエルを襲っていました。


DAYLIGHT RAMBLER  DAYLIGHT RAMBLER  

(20100611 千葉市若葉区)


大きな顎で、左の後脚にしっかりと食い入っています。子ガエルはなんとかして上陸して逃れようとしますが、うまくいきません。


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(20100611 千葉市若葉区)


凄惨な光景です。しかし、ガムシだって食わなければ生きていけません。野生の生き物のひとつひとつの動きには、全て命がかかっているのです。


食おうとするものと食われまいとするものとが文字通り必死で争う水面のその真下では、もう一匹、新しいアマガエルが、上陸の機会を待っていました。


DAYLIGHT RAMBLER  DAYLIGHT RAMBLER  

(20100611 千葉市若葉区)


ふと、顔を上げて田んぼ全体を見渡せば、なんと捕食動物が多いことでしょう。


このひとも、


DAYLIGHT RAMBLER  

(20100611 千葉市若葉区)


このひとも、


DAYLIGHT RAMBLER   

(20100611 千葉市若葉区)


みなこの田んぼで、オタマジャクシやカエルによって命を繋いでいるのです。


▽ニホンアマガエルの過去の記事はこちら からどうぞ



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Category: 両生類

18:13 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

COMMENT

青菊 #79D/WHSg

1. 厳しいですね


厳しいけど、カエルによって生きる命もあるから仕方がないとも思います。
命の贔屓はできないですし。
底辺近くで生態系ピラミッドを支えている生き物ですね。
ここが崩れてしまうと、上が全部崩れかねないくらい。

2010.06.12(Sat) 22:59 | URL | EDIT

tak #79D/WHSg

2. Re:厳しいですね


>青菊さん
カエルは捕食者であると同時に被捕食者でもあります。食べても食べられても生態系を支える。それが野生の生き物なのですね。だからこそ、生物多様性が保たれた環境を守っていかねばと思います。

2010.06.13(Sun) 18:41 | URL | EDIT

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大島健夫

Author:大島健夫
1974年11月20日生まれ。千葉生まれ千葉育ち。美浜区在住。

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