スッポンの日光浴

2010.07.16(Fri)

5月に初めて千葉市内の河川で野生のスッポンと出会って 以来、現在までつらつらとその近辺を調べています。その結果、川のおよそ1kmほどの区間に、大きさや特徴から、最低でも4匹のスッポンが生息していることがわかりました。そして、それらの個体は、晴れている日はかなりの確率で、それぞれほぼ決まった場所に日光浴に現れるのです。中でも1匹は怪物的な大きさで、その姿は圧巻です。年老いた雄かもしれません。いい写真が撮れたら是非紹介したいところです。


今回紹介するのは、4匹の中で最も上流部に姿を現す個体です。そして最も頻繁に日光浴している個体でもあり、とりわけ朝から午前中に上陸しているのを何度も見ました。岸辺の砂にもぐり、尻だけ出しているのも見たことがあります。


スッポンはかなり警戒心が強いものです。怪しい気配に気づくとすぐにドッポーンと水に飛び込んでしまいます。12日午前。岸辺にしゃがんで張り込んでいると、うまいこと川の中州にやってきてくれました。


DAYLIGHT RAMBLER  

(20100712 千葉市)


写真が青くなっているのは、川岸の金網のフェンスのせいです。これが邪魔で・・・。目と鼻だけが水面に出ていますね。身体の構造そのものが水中生活によく適応していることがわかります。


中州の泥の上に這い上がってきました!


DAYLIGHT RAMBLER  

(20100712 千葉市)


顔はこうです!頭部にも甲羅にも、判然としない模様があります。


DAYLIGHT RAMBLER  

(20100712 千葉市)


首を少し伸ばし、きょろきょろとあたりを警戒しています。私とこのスッポンの距離は数m。こうなるとカメラを構えて、自然物になったつもりで固まっているしかありません。スッポンは身体をほんの少しずり上げ、安定しました。意外に思うかもしれませんが、陸上でもスッポンは相当素早く動けるのです。


DAYLIGHT RAMBLER  DAYLIGHT RAMBLER  

(20100712 千葉市)


この警戒心と、素早い動きと泥と同じ色をした身体。道理で今まで人目につかなかったわけです。スッポンがいることを知らない人がたまたま近くを通りかかっても、聞こえるのは水に飛び込んだ音だけ。ウシガエルか、他種のカメかが飛び込んだものだと思ってしまうでしょう。


今回初めて、動画を撮影することができました。



フェンスが少し邪魔ですがお許しください。「静止画とあんまり変らねーじゃねーか」とか言わないでください。首を回して動いてるでしょ。それに、甲羅に虫が這っていったりしてるでしょ。水生のスッポンにとって、日光浴は寄生虫や皮膚病対策のための大事なルーティーンです。

今後もこの地のスッポンに関してはできるだけの注意を払って、その生息状況を調べていきたいと思います。


※スッポン

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千葉県レッドリスト・X(消息不明・絶滅生物)

千葉市レッドリスト・X(消息不明・絶滅生物)



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Category: 爬虫類

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1974年11月20日生まれ。千葉生まれ千葉育ち。美浜区在住。

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