ニホントカゲの幼体

2010.08.04(Wed)

いつ見てもニホントカゲの幼体 は綺麗です。


DAYLIGHT RAMBLER  DAYLIGHT RAMBLER  

(20100801 千葉市若葉区)


ご存知の通り、トカゲというのはすごくすばしっこいものです。しかし、その性格にはけっこう個体差があり、また変温動物ですから体温が適正になる前はあまり動こうとしないので、とりわけ幼体の場合、こうしてすぐ近くまで寄らせてくれることもあります。コバルトブルーの尻尾がたまりませんね。


ニホンカナヘビ に比べ、ニホントカゲはより人為的な環境改変の影響を強く受けるようで、千葉市内でもニホンカナヘビがかなり宅地化の進んだ場所、都市公園などでも見られるのに対し、ニホントカゲは昔ながらの里山環境がある程度、残存している場所でしか見られない傾向が明白にあります。保護というのは単にその生き物を捕獲しないでそっとしておくというだけでなく、生息に適した条件、すなわちニホントカゲの場合であれば石垣や倒木などのねぐらになる場所、垂直の塀などで分断されていない行動範囲(カナヘビに比べ、トカゲは登坂能力が低い)、餌となる地表性の無脊椎動物の存在など、幅広い事柄を勘案しなくてはなりません。保護区を設定して終り、禁猟にして終りというのではなく、その個々の生き物の生息条件そのものを確保すること、そのためにはどうすべきなのかをより真摯に検討していくこと。それが今後、生物多様性の保全のために求められてくることではないでしょうか。


※ニホントカゲ

千葉県レッドリスト・B(重要保護生物)

千葉市レッドリスト・B(重要保護生物)



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Category: 爬虫類

10:49 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

COMMENT

an #79D/WHSg

1. 無題


ニホントカゲがレッドデータ入りしている地域が有るとは知りませんでした。確かに住む環境を選ぶタイプの生物ですが、取分けデリケートな生物でもないので、国は道路整備よりも環境保全活動を通して、雇用や地域振興を考えるべき時代になって来ているのかもしれませんね。

2010.08.04(Wed) 12:51 | URL | EDIT

tak #79D/WHSg

2. Re:無題


>anさん
ニホントカゲは現在、10の都道府県でレッドデータに掲載されています。生息地が分断されたり、外来捕食生物が侵入したりすることで地域的絶滅が起りやすい生き物なのですね。

私も、環境保全、あるいはその回復活動が、ビジネスとして成立するようになって欲しいと思います。例えば三面張り護岸の水路を元に戻したり、まっすぐにした河川をまた曲げたり・・・

2010.08.05(Thu) 17:34 | URL | EDIT

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大島健夫

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1974年11月20日生まれ。千葉生まれ千葉育ち。美浜区在住。

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