デーニッツハエトリ

2008.05.26(Mon)

水道のホースにくっついていたのは、ちょっと大きめのハエトリグモ、デーニッツハエトリです。大きめと言ってもギリギリ1cmないくらいですが。しかし、このクモはかなり太ってますね。



  

(20080521 千葉市若葉区)


名前のデーニッツというのは人名でして、明治時代にお雇い外国人として来日したドイツ人医師、ウィルヘルム・デーニッツさんという方のことなのです。この人は医師であると同時にクモ学者で、1879年に佐賀県立病院に着任すると精力的に佐賀の野山を歩き、実に多くのクモの標本を採集しました。その後の日本の蜘蛛学の発展は、多くこの人の功績に拠るところがあるという、それは偉い人物なのです。まあ、命名としては「シュレーゲルアオガエル」みたいなものだと思っていただければよろしいかと。



  

(20080521 千葉市若葉区)

デーニッツさんはこのクモのこんな顔を見てどう思ったでしょうか。明治維新の幕開けとともに日本にやってきた西洋人たちが担ったのは、必ずしも富国強兵の一端だけではなかったのです。

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Category: 鋏角類

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大島健夫

Author:大島健夫
1974年11月20日生まれ。千葉生まれ千葉育ち。美浜区在住。

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