DAYLIGHT RAMBLER

日々に出会った様々な動植物について綴っていきます。文章及び画像の無断転載禁止。

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ヤマトタマムシ

古来から日本を代表する甲虫のひとつ、タマムシもDAYLIGHT RAMBLERに初登場です。雑木林などでしょっちゅう見かけはするものの、高いところの木の枝にとまっていたり飛んでいたりすることが多く、たまに路上などに落ちているのはだいたいが死んでいるか瀕死のものなので、なかなかいい写真が撮れなかったのです(このブログ、網で捕まえて撮るってことを基本的にしないものですから・・・)。


この日は、それほど弱っていないやつが農道のアスファルトの上を歩いているのに出会うことができました。


DAYLIGHT RAMBLER  DAYLIGHT RAMBLER  

(20100917 千葉市若葉区)


タマムシといえばこの美しい鞘翅。光の当たり方によって見え方が変化するところから、「玉虫色」という色名にまでなっています。


法隆寺の大宝蔵院にある「玉虫厨子」は、推古天皇が仏具として用いていたもので、そこには数千匹分ものタマムシの翅が使われていたそうです(今ではほとんど剥落しています)。子供の頃、その話を本で読んで、「ひどい!なんて残酷なんだ!」と思い、殺されて翅をはがれたタマムシのことを考えて眠れなかった記憶があります。自分もせっせと生き物を捕まえていたくせに、人間というのは勝手なものですが、食べたり実用にするためでなく、偉い人が拝むために生き物を犠牲にするというのは、正直今でも私の感覚とはあんまり合いません。


実際のところ、タマムシは雑木林環境の消失に伴って各地で減少しています。果たして、玉虫厨子が製作された7世紀の日本の自然というのは、どのようなものだったのでしょうか。そこにはどんな生き物がいたのでしょうか・・・


※ヤマトタマムシ

千葉市レッドリスト・C(要保護生物)



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[ 2010/09/20 18:12 ] 昆虫類・甲虫目 | TB(-) | CM(6)
1. 無題

タマムシってまだいるんですね
長野では8月過ぎると見られません
今年は暑いからいるかもしれませんけどね

タマムシ捕りって忍耐との戦い
炎天下で倒木の横で待っていると産卵に訪れます

[ 2010/09/20 19:29 ] [ 編集 ]
2. 玉虫厨子

玉虫厨子…あれ、再現させたんですよね。
あの時、再現はいいけど皆殺したのかなって。
動物の愛護団体は虫が殺されても何も言わないんだねとつくづく思いました。
[ 2010/09/21 12:24 ] [ 編集 ]
3. Re:無題

>うりゅうさん
こちらでも例年だったらそろそろいなくなってるはずなんですよ。だけどなんか今年はまだいます。異常気象のせいでしょうか。

炎天下、倒木の横で待つ・・・聞くだにハードそうですね。来年はその要領で産卵撮影にチャレンジしようかな!
[ 2010/09/21 18:15 ] [ 編集 ]
4. Re:玉虫厨子

>青菊さん
数年前に再現してましたよね。私、ああいうのってなんか釈然としないです。翅の部分だけ非生物原料にしたほうがずっと知的だと思うんですけど。一匹二匹ならともかく、千匹、万匹単位ですからね。もとが仏具だったことを考えると、仏教的にそれでいいのか?って思います。

[ 2010/09/21 18:18 ] [ 編集 ]
5. 殺生戒

仏教には殺生戒があるはずなのですがね。
自分が殺さなければいいというものでもないでしょうに。
歎異抄では、僧侶の着る絹の袈裟は蚕の繭、払子はテンの尻尾で、墨を固めるにかわは獣の骨や皮を煮て作る事が指摘されているそうですが。
[ 2010/09/21 18:31 ] [ 編集 ]
6. Re:殺生戒

>あしゅりんさん
推古天皇も、殺生の結果、職人さんが自分のために作ってくれた厨子を拝んでいたのなら、それは皮肉な話ですね。

特に生物多様性の危機が叫ばれるこんな時代です。殺生戒の新しい形があってもいいですよね。
[ 2010/09/21 18:38 ] [ 編集 ]
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