アキアカネの減少

2010.10.08(Fri)

にわかにはピンと来ない方がおそらく大多数でしょうが、かつてもっとも普通に見られる赤トンボであったはずのアキアカネが、近年、割り算のような勢いで全国的に減少しています。地域によってはほんの10年ほどの間に100分の1、1000分の1ほどに減少してしまっているところもあるようで、そうなるとこれは「減少」というよりむしろ「消滅」といった方が近いくらいでしょう。


その原因は、田んぼの圃場整備や減反による産卵環境の悪化、地球温暖化など様々なファクターがあるようです。中でも化学物質による汚染がクローズアップされています。涼しい夏を山地で過ごし、秋になると平野に下りてくるアキアカネにとっては、その発生と移動の過程における汚染は死活問題となるのです。


私の地元でも、確かに減少しています。


DAYLIGHT RAMBLER  DAYLIGHT RAMBLER  

(20101005 千葉市若葉区)


見かける赤トンボはマユタテアカネ、ノシメトンボ、ナツアカネばかりで、アキアカネは最多勢力どころか非常にレアな状態です。特に「群れ」はほとんど観察できません。


要因を探る努力は各方面でなされています。手遅れでないことを祈るばかりです。手遅れというのはすなわち、「絶滅」ということです。



(ブログランキングに参加しています。気が向いた方はクリックを)

人気ブログランキングへ




関連記事
スポンサーサイト

Category: 昆虫類・トンボ目

17:02 | Comment(4) | Trackback(-) | EDIT

COMMENT

南風 #79D/WHSg

1. ここ数年・・・


私の周辺でアキアカネを見ていません。
本当に居なくなってしまいましたね。

種の絶滅がこれ以上進まないためにも、何か手を尽くさないといけませんね。
今のところ私には、ブログでいろんなムシたちを紹介するしかできませんが。。。

2010.10.08(Fri) 18:31 | URL | EDIT

an #79D/WHSg

2. ただいま近場を調査中ですが、


 anの住む名古屋市南部でも、ここのところ気にしてるんですが観てません。近場で生息していそう地域へ行っても、それっぽいのは今のところ全てナツアカネです。1990年代までは少なくなってはいましたが、観た記憶が有るのですが近年はサッパリです。
 ちなみに以前は、近所に居なかったネキトンボが普通にいたりと、街に出てきているトンボもいるのんですけどね・・・

2010.10.09(Sat) 01:38 | URL | EDIT

tak #79D/WHSg

3. Re:ここ数年・・・


>南風さん
南風さんのところもですか。本当に全国的な傾向ですね。まさに「居なくなった」という表現がぴったりだと思います。

こういったブログでも、「そういう問題が存在する」ということを一人でも多くの人に知っていただくだけたならありがたいことだと思います。お互い頑張りましょう!

2010.10.09(Sat) 17:38 | URL | EDIT

tak #79D/WHSg

4. Re:ただいま近場を調査中ですが、


>anさん
90年代というのはひとつの境になっているようですね。普通に見られたはずの生き物がいなくなるというあまりにも異常な状況をもっとたくさんの人に知ってほしいと思います。

こちらでもコノシメトンボが増えたり、いろいろと変化があるようです。

2010.10.09(Sat) 17:40 | URL | EDIT

POST COMMENT


プロフィール

大島健夫

Author:大島健夫
1974年11月20日生まれ。千葉生まれ千葉育ち。美浜区在住。

記述の中に間違いや誤解を見つけた方、またそれ以外にも何かございましたら、どうか
inaka_jikan@yahoo.co.jp
まで送っていただけると幸いです。

大島健夫公式サイト

ツイッター

カレンダー

09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
学問・文化・芸術
587位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
自然科学
59位
アクセスランキングを見る>>

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR
↑