谷津田の水路のクサガメ

2010.10.18(Mon)

クサガメというと、川や池などに生息しているというイメージを持たれると思います。しかし実際には、田んぼにだって餌を採りに現れるのです。とりわけ、圃場面と高低差がない土水路のあるような谷津田ではよく姿を見ることができます。その食性は多岐に渡っており、魚やザリガニ、水草などの他、飼育下ではパンや野菜もよく食べます。

浅い水路の中を歩いておりました。すいません、写真を撮る前につい手が出てしまいました。ご覧の通り、未だ小さなカメです。右手にカメ、左手にカメラというやや苦しい姿勢で撮影。

$DAYLIGHT RAMBLER 
(20101014 千葉市若葉区)

裏と表はそれぞれこうなっているのであります。

DAYLIGHT RAMBLER DAYLIGHT RAMBLER 
(20101014 千葉市若葉区)

甲板の縁の黄色い線が鮮やかですね。これがために、クサガメの幼体や亜成体は「金線亀」と呼ばれたることもあります。ところでクサガメは「臭亀」という名の通り、こうやって手で持ち上げたりするとちょっと生臭いにおいを発します。ぷーんと臭ってきたので、水際に置きました。

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(20101014 千葉市若葉区)

一分ほどかけて首と肢を伸ばすと、おもむろに水中に戻ってゆきます。水中に戻ってからの動きは、動画に撮ってみました。

 
(20101014 千葉市若葉区)

この狭い水路を横断するのに、真ん中あたりで水流に押し流されそうになっているのがわかります。クサガメは緩やかな流れや止水が好きなのです。

残念ながら、このような土水路のある昔ながらの谷津田はどんどん少なくなっています。圃場面と水路に高低差があり、かつ直線的で流れが速く、その水路は三面張りで上陸しにくいという現代の田んぼでは、クサガメが生き残っていくのは大変難しいことなのです。

※クサガメ
千葉県レッドリスト・C(要保護生物)
千葉市レッドリスト・C(要保護生物)



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Category: 爬虫類

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1974年11月20日生まれ。千葉生まれ千葉育ち。美浜区在住。

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