庭のニホンアカガエル

2010.10.20(Wed)

ついにシュレーゲルアオガエル がうちの庭に現れなかった今年。しかし、去年までいなかったニホンアカガエルが住み着いています。このひとは体長6cmほどの、なかなか立派な個体です。


DAYLIGHT RAMBLER  DAYLIGHT RAMBLER  

(20101015 千葉市若葉区)


これともう一匹、もう少し小さくて赤っぽいのがいます。うちはアカガエルが発生している最寄りの水場から直線距離にして200mくらい、比高差もかなりある台地上です。このことは、ニホンアカガエルが季節的に移動すること(それも樹上性のシュレーゲルアオガエルやニホンアマガエルと異なり、純粋に地上のみを移動すること)をわからやすく端的に現してくれています。すなわち、繁殖期には水田付近に、そして非繁殖期にはこのように水場からずっと離れた森林などにいるというわけです。


近年の両生類の減少の原因の大きなこととして、乾田化や圃場整備、農薬などの汚染の問題とともに、この「移動経路の寸断」ということが挙げられることは間違いありません。移動のルートを自動車道路や建造物などで塞がれてしまうと、彼らは時系列のサイクルにおけるパッケージとしての生活圏を失ってしまうことになるのです。カエルがその時いる田んぼやら川やら「だけ」を保全したのでは、何の意味もないとまでは言いませんが、やはり全くのところ地域個体群の保護のためには不完全であると言えるでしょう。


※ニホンアカガエル

千葉県レッドリスト・A(最重要保護生物)

千葉市レッドリスト・A(最重要保護生物)



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Category: 両生類

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