カワセミ(♀)

2011.01.26(Wed)

カワセミ というと、いかにも「清流の鳥」という感じがします。しかし、実際には、都市公園の池、三面張りのコンクリート水路、深さが親指くらいしかないドブ溝、あるいはまた海岸など、けっこういたるところで遭遇します。私は手元にある鳥の本を何冊かひっくり返してみましたが、カワセミのことを「清流にのみ分布」なんて書いてある本はどうもないようです。まあ、確かに清流にもいるし、何よりもこの姿が爽やかで美しく、清流をイメージさせるものではあります。


DAYLIGHT RAMBLER  

(20110128 千葉市中央区)


カワセミの雌雄は、嘴で見分けることができます。この写真の個体のように、下側がオレンジ色なのが雌、全部黒いのが雄です。改めてみると実にたいへん頭でっかちというか、三頭身くらいしかありませんね。


無論、この大頭と長い嘴はだてについているわけではありません。水中に急降下して魚などの小型水棲動物を捕えるには、こうでなくっちゃいけないのです。


じーっと水中をうかがっています。その視線の先を私などがいくら必死で眺めても何も見えません。でもカワセミ本人、いや本鳥には見えるのです。


DAYLIGHT RAMBLER  

(20110126 千葉市中央区)


その証拠がこれ。パッと水中にダイブし、再び岸辺に飛び上がったその嘴には、小魚がぶっすりと突き刺されておりました。


DAYLIGHT RAMBLER  

(20110126 千葉市中央区)


この嘴は、捕食だけでなく巣穴を掘る際にも活躍します。垂直の川岸などに、時に1mにも達する横穴を掘るのです。穴を掘れないコンクリート護岸の場所などでは、排水口のパイプを利用したりするケースもあるようです。おそらく、カワセミは、人を寄せつけない清流の鳥というよりも、人為的に悪化する環境の中で必死に生き残ろうとしている鳥といった方がより当たっているでしょう。


※カワセミ

千葉県レッドリスト・C(要保護生物)

千葉市レッドリスト・C(要保護生物)



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Category: 鳥類

18:14 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

COMMENT

りょうちゃん #79D/WHSg

1. カワセミの採餌


こんばんは。
此の頃早朝の川筋散歩をしていないので、
感じの話ですが、日中でもしばしば飛翔していたカワセミの姿がめっきり少ないようです。魚影も
少なくなっている季節なのか、富津岬のカワウコロニーから毎日のように10数羽来ていたので
鯉の幼魚なんか、食べ荒らされたのではないかと感じています。公園の水路、池では毎日のように同じ個体と面われる♀カワセミが来ていて、
塒→川→公園とそれぞれのテリトリーを移動して採餌しているようですね。

2011.01.26(Wed) 19:37 | URL | EDIT

tak #79D/WHSg

2. Re:カワセミの採餌


>りょうちゃんさん
こんばんは。
カワセミ、季節と場所と地域によって微妙に増減があるようですね。

この記事のを撮影した場所は小魚がとても豊富そうで、コサギ、カワセミ、カイツブリが同じ場所で漁をしていました。

2011.01.27(Thu) 17:25 | URL | EDIT

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プロフィール

大島健夫

Author:大島健夫
1974年11月20日生まれ。千葉生まれ千葉育ち。美浜区在住。

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