DAYLIGHT RAMBLER

日々に出会った様々な動植物について綴っていきます。文章及び画像の無断転載禁止。

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モズ(♂)

モズの雌雄は、実はけっこう容姿が異なっています。今回は雄を紹介いたします。先日紹介した雌 と比べてみてください。


DAYLIGHT RAMBLER  

(20110308 千葉市若葉区)


このように、雄は目の横を通る帯、「過眼線」が黒くてぶっとく、背中が灰色で、こうして羽を閉じていると体の両サイドに白い斑点が見えます。そして、おなかの鱗模様はありません。この四点を覚えておけば、見間違うことはそんなにないと思われます。雄と言えば、宮本武蔵の墨絵に描かれたところのモズも、どうやらみな雄のようです。武蔵と言えば観察眼と用意周到さの権化みたいな人ですから、自分が描く画題の雌雄もわからなかったなんてことはまず絶対にありえません。意図して雄を描いたに違いないのです。


折しも、モズは繁殖期を迎えています。カワセミ やコアジサシなどと同じく、モズのもまた「求愛給餌」を行います。これは、超単純に言うと、雄が雌に食べ物をあげて仲良くなろうとする、まことにわかりやすい行動です。


武蔵さんはそういったことも知っていたでしょうか。彼は生涯結婚もせず、『独行道』では「恋慕の道思いよる心なし」なんて言っており、これだとまるで浮世の欲望と無縁の聖人君子のように見えますが、実際には、五十歳を過ぎてなお遊女屋に入りびたり、島原の乱にはなじみの遊女のところから直接、出陣したという話もあり、さらには彼が兵法の伝書の終りにしたためたという、こんな歌が伝わっています。


「恋をせば 文ばしやるな歌よむな 一文たりとも銭をたしなめ」


恋をしたなら、ラブレターなんか書くな、歌なんて詠むな、そんなことより一円でもいいから金を貯めろ、というなんともすさまじい歌です。伝書の終りにしたためたということは、これが弟子向きに教える「恋愛の勝ち方」のつもりだったのでしょう。武蔵という人はあまりにも度外れてリアリスト過ぎてロマンチストになってしまったのか、それともあまりにも度外れてロマンチスト過ぎてリアリストになってしまったのかよくわからないところがあり、そこが魅力的でもあります。



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[ 2011/03/09 17:41 ] 鳥類 | TB(-) | CM(0)
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