アズマヒキガエルの繁殖行動が最盛期

2011.03.30(Wed)

昨夏の猛暑の影響でしょうか。今年は、あちこちの田んぼの「いつもならこの季節に必ず水がたまっている・しみ出している」場所に全く水がない、というケースが非常に多く見受けられます。そのせいもあってか、ニホンアカガエルの卵塊 は現状、例年よりぐっと少なく、とても心配です。


一方、アズマヒキガエル は、私がカウントしているポイントでは、出現こそやや遅かったものの、どこもほぼ例年並みの数が出てきています。水面の面積が減った分、むしろ密度が濃くなっている感もあります。


このような、いわゆる「抱接」中のカップルもあちこちで見られます。


DAYLIGHT RAMBLER  DAYLIGHT RAMBLER  

(20110329 千葉市若葉区)


繁殖期、アズマヒキガエルの雄は背中のイボが消え、このように肌がツルツルになるのです。抱接によって産卵を促された雌は、紐状の寒天質に包まれた卵塊を生みます。


DAYLIGHT RAMBLER  

(20110329 千葉市若葉区)


そして毎年、こうした光景にも出会います。


DAYLIGHT RAMBLER  DAYLIGHT RAMBLER  

(20110329 千葉市若葉区)


集水マスの底で、大量の卵塊に埋もれるようにして、一匹のカエルが死んでいます。繁殖シーズンの際には、産卵時に力尽きたり、絞め殺されてしまったり、溺死したりするカエルが必ず出るのです。


DAYLIGHT RAMBLER  

(20110329 千葉市若葉区)


孵化したばかりのオタマジャクシたちが、親と知ってか知らずでか、早くも遺骸を食べ始めていました。

※アズマヒキガエル

千葉県レッドリスト・C(要保護生物)

千葉市レッドリスト・C(要保護生物)



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Category: 両生類

18:15 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

COMMENT

ぷらっち #79D/WHSg

1. まさに・・・


今、我が家のビオトープで2匹が抱接中です。でもメスがずっと水中に埋もれてるので、窒息死しちゃわないかと心配なんですが、大丈夫なんでしょうか?

2011.03.30(Wed) 18:54 | URL | EDIT

tak #79D/WHSg

2. Re:まさに・・・


>ぷらっちさん
おお、タイムリーですね。
ヒキガエルって雌に対して雄がやたら多いし泳ぐのも苦手だから、毎年必ず死んでるのがいますよね。心配ですが、ご無事を祈念しております。

2011.03.31(Thu) 20:51 | URL | EDIT

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大島健夫

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1974年11月20日生まれ。千葉生まれ千葉育ち。美浜区在住。

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