カタクリが満開

2011.04.02(Sat)

カタクリの花 は、雨や曇りの日にはほどほどのところまでしか開きません。いい具合に晴れると、花弁がぎゅーっと上向きに反り返り、雄蕊と雌蕊が目立つようになります。


DAYLIGHT RAMBLER  

(20110330 千葉市若葉区)


上の写真のは29日の記事と同じ場所で撮ったものですが、その後、別な生育地を見に行くと、やはり数は少ないもののばっちり咲いていました。


DAYLIGHT RAMBLER  

(20110331 千葉市若葉区)


花の真ん中から出ている、先が三つ又に分かれているのが雌蕊、その周りに雄蕊が六本あります。開花時には、雌蕊は雄蕊と同じくらいの長さですが、次第に伸び、雄蕊よりも長くなってゆきます。


さて、今までのいずれの写真でも、カタクリは斜面に生えているのがわかると思います。また、千葉県内におけるカタクリの生育地は県北部に集中しており、房総丘陵ではほぼ見ることができません。


沼田眞・大野正男両先生の監修による大著『房総の生物』にそのあたりのことが詳しく書かれております。それによると、北方系の植物であるカタクリは、縄文時代、房総半島が今の地形になった頃に北方から進入し、以降、北総台地の谷津と斜面林の組み合わさった環境とのマッチングによって繁栄してきたということです。生き物が「そこにいる」、「そこにある」のには、ちゃんと理由があるのですね。


※カタクリ

千葉県レッドリスト・B(重要保護生物)

千葉市レッドリスト・A(最重要保護生物)



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Category: 山野草

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1974年11月20日生まれ。千葉生まれ千葉育ち。美浜区在住。

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