ニホンアマガエルのシーズン到来

2011.05.02(Mon)

ニホンアマガエル は、変態後は基本的には繁殖期にのみ、水場を必要とするカエルです。春が来て冬眠から覚め、水温が一定以上になると、田んぼなどで繁殖行動を行い、産卵がすむと再び陸地、それも樹上などの高所へと上ってゆきます。トウキョウダルマガエルやツチガエル、ニホンアカガエルといったカエルたちが圃場整備によって各地で激減する中、アマガエルがあまり減らないのはその生活史と、登坂能力によるものです。産卵期が乾田の田んぼにも水がある時期と重なり、もっぱら陸地で生活するので農薬の影響を受けにくく、人為的な段差をよじ登ることができるので個体群の分断や地域的絶滅が起きにくいのです。


DAYLIGHT RAMBLER  DAYLIGHT RAMBLER  

(20110502 千葉市若葉区)


今、千葉の里山ではちょうど田植えが始まっており、アマガエルたちが集まっています。田んぼの水の中や畔の草むらからは鳴き声が響き、そして付近の樹上や草の上などではこのように昼寝している姿などが見られます。私が思うに、この世に野生生物は数あれど、被写体としてこのようなアマガエルより便利な存在はなかなかいません。昼間はほとんど動かないし、それでいながらちゃんと表情があります。一日眺めていても飽きません。


アマガエルの寿命は数年ほどだそうです。生態系のピラミッドの中で、アマガエルは小さな昆虫に対しては捕食者ではありますが、鳥や獣、ヘビ、時には昆虫にさえ食べられてしまう被捕食者でもあります。そう思うとこういった出会いは全部一期一会で、昼寝姿もいとおしくなります。



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Category: 両生類

18:42 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

COMMENT

南風 #79D/WHSg

1. 無題


確かにニホンアマガエルは撮影しやすいですね。
私もいろいろ撮っていますが、そのつどいい表情をしてくれて、満足のいく写真になっています。
さらに垂直登攀もできるなど、抜群の運動能力で、見ていて飽きませんね。
これからアマガエルの季節なので、楽しみです。

2011.05.02(Mon) 19:43 | URL | EDIT

tak #79D/WHSg

2. Re:無題


>南風さん
ほんとにアマガエルのみなさんにはブログ開設以来、お世話になっております(笑)。

今年もいろいろなシーンで出会えたらいいなあと思っています。南風さんのブログへの登場も楽しみにしております~。

2011.05.03(Tue) 18:12 | URL | EDIT

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大島健夫

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1974年11月20日生まれ。千葉生まれ千葉育ち。美浜区在住。

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