アオモンイトトンボ

2011.07.11(Mon)

アオモンイトトンボは、アジアイトトンボ と並んで千葉市内の水辺で比較的普通に観察できるイトトンボです。この二種類は外観も非常によく似ており、体長も強いて言えばアオモンイトトンボの方が少し長いかな、というくらい。しかも、この両者、しばしば同じ環境に同居したりとかしています。


しかし、写真さえ撮れれば判別はできます。この両者はどちらも尾部に青い部分があるのですが、アオモンイトトンボは腹部第8節がリング状に青く、第9節の下半分が青いのに対し、アジアイトトンボは第9節がリング状に青く、第10節の下半分が青いのです。また、実際に野外で見ると、アオモンイトトンボの方が、尾部の青い部分が細長く感じます。また、脚なんかも逞しいです。


ということでこれがアオモンイトトンボで、


DAYLIGHT RAMBLER  DAYLIGHT RAMBLER  

(20110710 千葉市若葉区)


こっちがアジアイトトンボ。


DAYLIGHT RAMBLER  

(20110710 千葉市若葉区)


ただし!


この判別法は、アオモンイトトンボ、アジアイトトンボともに雄である場合、あるいはアオモンイトトンボの「同色型」と呼ばれる、雄と同じカラーリングをした雌の場合にしか適用できないのでご注意ください。アオモンイトトンボの、雄と異なるカラーリングの「異色型」の雌と、アジアイトトンボの雌とは尾部が青くなく本当にそっくりで、アオモンイトトンボの異色型雌の場合、腹部第1節が淡色である、とかその程度の差でしかありません。非常にややこしいです。


多分、私のこの説明だけでは読者の皆様もわかりかねると思います。グーグル様などに頼むと、もっと丁寧に図解してあるサイトもたくさんあります。また、とにかく野外でたくさんトンボを見ることが第一です。上の方にも書きましたが、不思議なことに野外で両者を数多く見ると、どこがどうということではなしに何となく見分けられるようになってくるのです。さらに私の場合は、そうして野外で両者を見ながら直接、専門家の先生にお教え頂いたことも大きかったです。


アオモンイトトンボ、アジアイトトンボとも、挺水植物の多い池沼、あるいは湿地、水田など幅広い環境の止水に発生します。アオモンイトトンボの場合、ほとんど汽水のような場所でも発生します。



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Category: 昆虫類・トンボ目

19:24 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

COMMENT

南風 #79D/WHSg

1. 無題


本当にトンボは、特にイトトンボは同定するのが難しいですね。
それだけに、写真を撮るときは今日の記事で大事なところ、例えば腹部8,9,10節とかがはっきり分かるような写真を撮っているつもりなのですが、家に帰って写真を見ると、???の連発です。
日本で見ることができるトンボは200種前後ですが、なかなか奥深くて、200種どころか800~1000種を相手にしているような錯覚に陥ります。

2011.07.11(Mon) 21:16 | URL | EDIT

tak #79D/WHSg

2. Re:無題


>南風さん
まさにまさに、イトトンボの同定はいつも頭をひねりますね。

こちらでは同じ田んぼにアジアイトトンボ、アオモンイトトンボ、ホソミイトトンボが共存しているところがけっこうあります。その場では気づかず、後で写真を整理してる時に「あ、○○もいたのか」なんてこともありました。

2011.07.12(Tue) 18:17 | URL | EDIT

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プロフィール

大島健夫

Author:大島健夫
1974年11月20日生まれ。千葉生まれ千葉育ち。美浜区在住。

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