トウキョウダルマガエルの抱接

2017.05.15(Mon)

北総の谷津田ではトウキョウダルマガエルの繁殖のシーズンが始まっています。抱接中のカップルに出会いました。

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(20170514 佐倉市)

トウキョウダルマガエルの雄は水面に明確な縄張りを持ち、「ウゲゲッ、ウゲゲッ」と聴こえる声で鳴きながら雌を待ちます。この写真でもわかる通り、カエルの仲間のご多分に漏れず、トウキョウダルマガエルも雌の方が一回り大きな体をしています。この後、雌はアカガエルに似た卵塊を産み(トウキョウダルマガエルもアカガエル科ではありますね)、夏から秋にかけてオタマジャクシが変態・上陸していきます。ところが現在の田んぼはその夏に「中干し」すなわち田んぼの水を抜いてしまうということをやりますので、これはトウキョウダルマガエルたちにとっては死活問題です。それ以外にも水路のコンクリート三面張り化、農薬の問題などにより、かつては非常に普通のカエルであったトウキョウダルマガエルも、現在では絶滅危惧種となっているのです。

※トウキョウダルマガエル
環境省RDB・NT(準絶滅危惧)
千葉県RDB・B(重要保護生物)


▽トウキョウダルマガエルに関する過去の記事
トウキョウダルマガエルの様々な模様 2014.9.30
トウキョウダルマガエルの鳴嚢 2013.6.7
田んぼで鳴くトウキョウダルマガエル 2013.5.30
三面張り水路のトウキョウダルマガエル 2011.7.29
千葉市の両生類 2010.1.24
トウキョウダルマガエルのオタマジャクシ 2009.8.1
トウキョウダルマガエル 2009.6.19

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Category: 両生類

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ヤハズカミキリ

2017.05.14(Sun)

ヤハズカミキリです。長ーい触角と、とんがった鞘翅の後端が特徴です。

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(20170514 佐倉市)

なまえの「ヤハズ」というのは「矢筈」のことで、まさしくこの鞘翅の後端の形状に由来しています。触角のせいで大きいような気がするけれど、体長は2cmほど。色々な広葉樹の枯木で発生する、里山のカミキリムシです。

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キバラガガンボ

2017.05.13(Sat)

夕暮れの迫る谷津田で、薄暗い林縁を、こんな姿をした大きなガガンボがたくさん飛び回っていました。

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(20170512 千葉市若葉区)

キバラガガンボです。ガガンボというと細くてはかないイメージですが、このキバラガガンボの場合、脚が太めなこともありそれほどはかない感じはしません。お腹も脚も、黄色というよりむしろ飴色、もしくは赤褐色ですね。翅の斑紋も独特です。河川沿いの森や湿地で見られるとのこと。数多くの個体が葉から葉へぷわらんぷわらんと飛んでいる光景はなかなか幻想的ではありました。

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ヒゲナガハバチ

2017.05.12(Fri)

谷津田の林縁でヒゲナガハバチに出会いました。

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(20170512 千葉市若葉区)

体長は1.5cmほど。鼈甲色と黒のコントラストが鮮やかな、なかなか美しいハバチです。幼虫はスミレ類の葉を食べて成長します。ハバチの仲間というのは原始的なハチで、毒針も持っていません。国内だけで1000種ほどもいると思われ、未記載の種もまだまだいるようです。ひょっとしたら、皆様にもまだ知られていない種に出会うチャンスがあるかもしれませんね。

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Category: 昆虫類・ハチ目

22:11 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

フタナミトビヒメシャク

2017.04.29(Sat)

昨日の記事のセスジナミシャクがとまっていたのと同じ、民家の壁です。フタナミトビヒメシャクもとまっていました。春になるといろんなガが出てまいります。

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(20170428 千葉市緑区)

幼虫の食草はバラ科、シュウカイドウ科、タデ科、カタバミ科などの様々な植物。このお宅の庭にもそれらが色々と生えていますので、何を食べて育ったものかはわかりません。このガの幼虫は、奇妙に細長い独特の姿をした尺取虫です。ひとつそれを見つけ出すのがこの場所における生態を探る早道でしょう。

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Category: 昆虫類・チョウ目

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プロフィール

大島健夫

Author:大島健夫
1974年11月20日生まれ。千葉生まれ千葉育ち。美浜区在住。

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